現在、Natus Vincereに所属するs1mpleのインタビューがHLTVより公開されています。

インタビューでは、HellRaisers、Liquid在籍時代、Na'Viにに加入した経緯、現在のチームの目標ついて答えています。以下、インタビューより一部抜粋したコメントを引用します。

前編 : s1mpleのインタビュー、BANの経緯、給料、モチベーションについて


Counter Strikeはいくつの時から始めましたか?また、自分がアマチュアレベルではなくプロレベルだといつ気づきましたか?


私が4~5歳の時に兄弟より教えてもらい、CS1.6でBOTと対戦していました。そして、私がアマチュアでは無くなったと感じたのはlive-cs.ruの1vs1の大会で優勝した時で、今でいうFPL/FPL-Cのようなものです。そして、当時はeスポーツのことについてあまり考えていませんでした。



あなたのピークはいつですか?


2018年にEdward、Zeusと共にStarSeries & i-League Season 5、CS:GO Asia Championship 2018、ESL One Cologne 2018の3大会で連続で優勝した時です。とは言え、私は現在もピークにあると思っています。



大会等で優勝したあと、どのようにモチベーションを維持していますか?


しばらく大会では勝てていなかったのでその感覚を忘れていましたが、私は常に勝ち続け、No.1になり、Astralisよりも強くなることをモチベーションにしています。それらを達成するのは非常に難しいですが、もしそれを達成できた場合、他のチームも同様にモチベーションを維持できると思います。



2014年にHellRaisersに加入したきっかけは何ですか?


Courage Gamingに在籍中、StarLadder StarSeries IXで良い結果を残しました。そして、ANGE1から連絡を頂きHellRaisrsに加入しました。しかし、私はESLよりBANを受けていたため、5か月ほどでチームよりキックされました。

前回のインタビューでも答えましたが、全てのメジャー大会がESLによって開催されていたため、チームにとっては蹴る理由しかありませんでした。

当時の私はtoxicプレイヤーだったかもしれませんが、チームのプレイレベルは良く、DreamHack Winter 2014では当時どのチームも勝つことができなかったFnaticに勝利しています。

しかし、チームにとってはBANされたプレイヤーとはプレイしたくないだろうし、もし私が同じ状況でもそのようなプレイヤーがいたらプレイしたくないと思うでしょう。


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2015年にFlipSid3にはどのような経緯で加入し、脱退しましたか?


B1ad3とmarkeloffによってFlipSid3に招待され加入し、ESWC 2015の準決勝でNa'Viに敗退した後に脱退しました。FlipSid3では修正しきれなかったミスがたくさんあり、チームの相対的なレベルも低く、このようなチームでは勝つことはできないと思いました。



Liquidに加入した経緯について教えてください。


Hikoから連絡を頂き、私に対して「Liquidでプレイしたいですか?」と尋ねられました。私はプレイヤーをチェックし、じっくりと考えました。その後、Liquidの経営陣から連絡があり、アメリカへ向かいました。

Liquidのゲーミングハウスに3ヵ月間滞在し、そこで練習をし、物事もスムーズに進みました。語学面に関しても、私は独学で英語を勉強し既に十分なレベルだったので、語学学校では歌を翻訳したり、スラングを学んだりするのを楽しんでいました。


なぜLiquidより脱退することに決めたのですか?


当時、私はまだチームと契約を結んでいましたが、Liquidは私がウクライナに帰り、ミックスチームでプレイすることを許可してくれました。ウクライナに帰った理由は非常に単純で、家族と友人と会えずホームシックになり、寂しかったからです。

更にはDreamHack Masters Malmö 2016では、TYLOOに敗北し最下位といった結果を残してしまいました。その後、もし私がアメリカに残ったことの場合も考えましたが、やりたいことは全て成し遂げたと思います。

私がLiquidのラインナップより降りた後*も、チームは私にスタンドインしてくれるように頼み、良質なブートキャンプを終えた後、メジャー大会ESL One Cologne 2016で準優勝を獲得しました。

*s1mpleは2016年4月にラインナップより降りたが、8月までスタンドインで出場し続けた。



現在EliGEは世界トッププレイヤーの1人に数えられていますが、当時あなたがEliGEとプレイした時そのようになると思いましたか?


彼自身はそのようになるとは思っていなかったと思いますが、私はそれを達成可能であると信じていました。

彼のプレイスキルは非常に高いですが、チームに緊張が走ったり、議論になったりした場合、彼は固まってしまいます。その後、心理学者との相談の元、解決しましたが、私は彼が何かパフォーマンスを下げる要因を持っているとは思いません。



現在、Hikoは配信活動を中心に行っていますが、彼が強いチームに入らない理由は何でしょうか?


Hikoはいつも自分の道を選び、Counter Strikeに専念していました。昔から彼は配信をしながらプレイしていましたが、今は全て変わったと思います。このようになったのは残念です。


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Cacheでのノースコープ2キルについて教えてください。


私は常にノースコープの練習をしています。ノースコープは明らかにランダムな要素がありますが、たくさん練習を重ねるとその感覚をつかめるようになります。




チームプレイではなく、ハイライトシーンを出すことを意識してプレイすることはありますか?


それは状況次第です。通常の試合ではハイライトシーンを意識することをできますが、大きい大会でプレイするときは、それについて考える時間はありません。



Na'Viに加入した経緯について教えてください。


seizedから招待を受け取りました。そして、Na'Viで1ヵ月ほどプレイした後、新しいコーチングルール*が導入されたのに伴い徐々にチームは崩れ始め、当時キャプテンであったseizedを蹴ることを余儀なくされました。

*当時、コーチは試合中に会話が可能でマネー管理、作戦の指示などを行っていた。しかし、Valveはそれだと実質的にコーチは6人目の選手であるといった事を理由にコミュニケーションを制限、現在の公式ルールであるウォーミングアップ中、ハーフタイム、タイムアウトのみに制限した。



昨年、あなたの決定でEdwardとZeusをベンチに下げたというのは本当ですか?


いいえ、私は何も強制していません。Edwardはチーム全体の決定で、ベンチに入りました。彼は多くの練習を重ねていましたが、その分何かが足りませんでした。本質的な問題は心理的にあり、Edwardはそれを解決することができませんでした。GuardiaNも彼と同じ状況にあり、この問題はプレイヤー自身のみが解決できます

Zeusについては、ある大会を終えた後引退すると言っており、プレイするモチベーションを失っていました。その状況で私たちは何をすべきかわからず、練習もキャンセルとなることがありました。チームが一貫して練習できるようになるまで、私たちは待っていました。

しかし、現在は当時と比較してトレーニングと大会への準備ははるかに良く行われています。



Boombl4が加入したとき、あなたは彼の加入に対して賛成でしたか?反対でしたか?


B1ad3は私たちに様々なプレイヤーの選択肢を提供してくれました。Boombl4の追加の背後にある本当に理由は、キャプテンを置き換えることでした。Zeusがまだチームでプレイしている頃、彼は自分のキャプテンの経験をBoombl4に徐々に教える予定でしたが、それは理論上の話で実際に状況は異なりました。

Boombl4は大会を重ねるごとに成長し続け、B1ad3は彼の成長に本当に貢献していると思います。彼はBoombl4に対して毎日何か新しいことを教えています。


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Tier2~3の試合を見ていますか?


私は主にトップチームの試合を見ていますが、14-14といった試合をしていた場合、たまにTier2~3のチームの試合の配信を見ます。このような試合は、高い個人スキルと個性等が見れるので観戦してて楽しいです。



あなたとflamieがSK Gaming(現MIBR)と交渉を進めていた経緯について教えてください。


契約はほとんど完了していましたが、私は既に国際チームでプレイした経験があったため、どうのようになるかを大体知っていました。

私は当時のSK Gamingにコミュニケーションの問題があることを知っており、加えてブラジル人プレイヤーは英語を話せるレベルではありませんでした。もし、Liquidでの経験がなかったら加入していたと思いますが、実際にSK Gamingからのオファーは非常に魅力的なものでした。


もし、将来的にNa'Viで問題が解決しなかった場合、どのチームでプレイしますか?


考えていません。多分ですが、私のキャリアが終わりに向かう頃はアメリカに行き、永住権を獲得し、そこで生活するでしょう。



Astralisの強みは何でしょうか?


勤勉さ、チームプレイだと思います。彼らはプレイヤー同士が本当にうまく噛み合っており、完璧な化学反応を起こしています。

Astralisは2年前から問題を解決していますが、私たちはまだ3ヵ月しか問題解決に取り組んでいません。彼らは目標を設定し、メンタリティを保ち、絶えず自分自身の改善に取り組んでいます。



GuardiaNが加入した際、AWPerからライフラーにどのように切り替えましたか?


チームからどの武器でプレイしたいか尋ねられた時、私は5人目のプレイヤーによると答えました。もし、新たに加入するプレイヤーが素晴らしいAWPerではない場合、AWPerの役割を渡すことはできません。AWPはこのゲームで最も強力な武器であり、有能なプレイヤーの手に渡る必要があるためです。

GuardiaNを5人目のプレイヤーに選択したのは、彼が偉大なAWPerであるためです。しかし、彼はAWPerとして輝くことはできませんでした。GuardiaNはたくさん練習していましたが、先ほど答えたように彼は心理的な問題を抱えていました。別の見方をすれば、チームにあっていなかったかもしれません。


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あなたにとってコーチという役割は重要ですか?


はい、もちろん。私たちのコーチのB1ad3はいつも私に何かしらを教えてくれます。私が今まで共に働いたコーチは全員、私に貢献してくれ、大いに助けてくれました。



今まで共に仕事をしたコーチで最も大きいインパクトのあるコーチは誰ですか?そして、その逆も教えてください。


B1ad3は、FlipSid3のキャプテンだった時も、最もチームに貢献していたと思います。彼は常に大きなことから小さなことまで教えてくれます。

その逆はstarixで、新しいコーチングルールが導入された後、彼にそれほどインパクトを感じませんでした。すべてのコーチ、プレイヤーには特徴があります。starixの特徴としては試合を通してプレイヤーがすべきことを継続的に伝えることでした。しかし、コーチングルールが導入後、彼はゲーム中にコールすることをできず、放置状態となっていました。



もし、ドリームチームを作るならどのプレイヤーを選びますか?


ZywOo、Xyp9x、gla1ve、EliGE!



今まで共にプレイした中で最高のチームメイトとその逆を教えてください。


かつての最高のチームメイトはHikoでしたが、現在はelectronicです。彼は素晴らしいプレイヤーで、素晴らしい男です。Hikoについてはどんな状況でもクラッチを獲得することに加え、Liquidで私がチームになじむよう助けてくれました。

その逆で最悪のチームメイトはkoostaでした。今もそうなのかはわかりませんが、当時彼はゲームというものを分かっているように見えませんでした。そして、Na'Viの場合は2016年のGuardiaNとseizedです。彼らのパフォーマンス全般の話ではなく、その期間中、ゲームへのアプローチ方法、ミスの数、モチベーションが理由です。



あなたが世界最高のプレイヤーになれた理由は、才能ですか?努力ですか?


私は常に練習し続けなければならないように自分自身をプログラムしました。そうでもしないと、覚えたこと、達成したレベルはすぐに失われてしまいます。私は休みを最小限に抑え、年に一度大きい休暇を取るようにしています。特に私のキャリアが本格的に続く間は、できるだけ多くの時間をゲームに捧げる必要があります。

それが、才能か、努力であるかを決めるのは難しいですが、いずれにせよ、コミュニケーション、ゲーム感覚、心理学は努力・勤勉さで得られ、タイミング、マウス感覚、クリエイティブさは才能だと思います。もしどちらかを選ぶとしても50/50くらいだと思います。


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ZywOoをライバル視していますか?


私は自分のチームの結果のみに興味があります。ライバル関係は、インターネット上のユーザーが物事を議論するために人為的に作り、チーム状況を関係なしに比較されます。時々、ゲームに焦点を当てる邪魔になります。



ZeusとEdwardの以前のバージョンと比較して現在のNa'Viのラインナップについてどう思いますか?


当時、私たちは目標を達成するため、多くの練習を重ねました。現在、前のラインナップに匹敵する結果を達成するため練習を重ねていますが、現在のラインナップは以前に比べより高いポテンシャルを秘めていると思います。



あなたにとってのeスポーツのゴールはなんですか?多くの大会で優勝を残したいことですか?


特定の大会で優勝するといった具体的な目標はありませんが、1年以内に自分のチームが世界ランキング1にランクインしたいと思います。「このチームはAstralisを打ち負かし、世界一のチームだ」と多くの人に言われたいです。

4 コメント

  1. 当時の私はtoxicプレイヤーだったかもしれませんが、チームのプレイレベルは良く、DreamHack Winter 2014では当時どのチームも勝つことができなかったFnaticに勝利しています。
    今はtoxicじゃないみたいな言い方で草

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  2. 書こうと思ったら既に書き込んでる方がいたのでtoxicについては触れませんが、
    2014の冬ならfnaticを倒せるチームはLDLCやNiPがいました。
    2015年のKatowiceの後で倒したなら凄かったですけど。

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  3. 過去にプレーした最高のチームメイトの後に「最悪のチームメイト」もはっきり答えてるあたりがs1mpleらしさが出てて良い。良くも悪くもs1mple以外言えない回答

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  4. coldzeraも最悪のチームメイト言ってたよ
    https://www.csgo4jp.com/2019/08/coldzera-csgomibr.html

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