ESLが運営するCS:GO対戦プラットフォーム「ESEA」が北米シーン発展を目指した新計画を発表しています。

昨年以前の大きな変更点として、2021年に実施されるESEAリーグは、シーズン数が3つから4つへ増加。各シーズンごとにESL Pro Leagueへの出場権、DreamHack Open クローズド予選のシード権などが与えられ、プロを目指すアマチュアシーン発展を目指します。

また、シーズンごとの賞金総額も増加、ヨーロッパ、アメリカの2地域は賞金総額10万ドルへ増額されます。

2021年のESEAリーグのスケジュールは以下のようになっており、オフシーズンを設けないスケジューリングとなっています。

・シーズン36:1月~4月
・シーズン37:5月~7月
・シーズン38:8月~9月
・シーズン39:10月~12月

ESLでCS:GO部門のゼネラルマネージャーを務めるBrian Krämerは、HLTVのコメントにて「(北米シーンの問題に)私たちは気づいていましたし、多くのチーム、特にTier2のチームから耳に入りました。多くのプレイヤーはMDLでプレイする価値を感じておらず、特に昨年のESL Pro Leagueの変更後はプロへの道が閉ざされていました。少なからず道はありましたが、以前の様に"簡単"ではなかったし、彼らにとってもいいシステムではありませんでした。」と述べ、これまでのアマチュアシーンの問題について認識していた一方で、昨年は問題解決に移せなかったことを明かしています。

また、「私たちの目標は、ゼロからヒーローへの明確な道筋を提供し、より多くのインセンティブを与えることでプレイヤーベース、シーンの核心を再び強化することです。これまでのアマチュアシーンは、プロを目指すのではなく、就職、VALORANTでのキャリアを追求、もしくは他の何かをしたいと思っていたと思います。今回の変更により、プレイヤーが価値を得られるようになることを期待しています。賞金獲得のチャンスが増え、プロへの突破口が増え、認知され、注目される機会が増えます。より多くの注目が集まります。」とコメントを残しています。

関連記事
Moses「北米のCS:GOシーンは死にかけているのではなく浄化されています。」
NAのCS:GOプレイヤーが続々とVALORANTでオファーを公開、NAシーンの現状を嘆くファン達の声

comments