CISのチーム「Syman」がオンライン大会にて八百長が疑われています。また、試合のBETは試合後にキャンセルされた事が明らかになっています。

6月18日に、LOOT.BET Smack My Beach Cup CIS予選にてCISのチームSymanとロシアのチームEspadaが試合を行いました。試合ではSymanがEspadaに2-0で敗退、Symanは1回戦で敗退する結果となりました。

しかし、コミュニティでは以下のRamz1kのプレイがわざとではないか?と話題になり、試合後に1xBet等の賭けサイトにてSyman vs Espadaの試合は無効となりました。


今年の2月にチームに加入したRamz1kは2マップを通して、24-46といったスコアでRatingは0.61を記録しており、チーム内最下位のスコアを獲得しています。


また、1xBetによると「試合前は90/10でSymanに多く賭けられており、試合が始まる数時間前はBETも比較的落ち着いていたが試合直前にEspadaに多数のBETが入った。」と明らかにしています。

SymanはCISでもトップに入るチームの一つとして知られており、先日行われたCIS Minor Closed予選ではpro100、Winstrikeを破り1位通過でCIS Minorの出場権を獲得しています。

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今回の八百長疑惑に関し、SymanのCEO、コーチのSolaarは以下のコメントを公開しています。

Syman CEOのコメント

「私達のチームのプレイヤーは来月にCIS Minorも控えており、たかが数千ドルでキャリアや地位を捨てる事は無いと確信しています。

また、試合結果についてはKeozは6月21日まで学校の試験があるためトレーニングを休止しており、Ramz1kにはキーボードの問題等の細かな問題も多々ありました。また、Espadaと対戦する事自体が6ヶ月ぶりで、相手チームのレベルをよく知りませんでした。」

Asset "Solaar" Sembievのコメント

「今、私達は確信の持てない告発に対し非常にショックを受けています。みなさん少し考えてみてください、私達は1日12時間週6日で練習をしています。たかが数千ドルでキャリアを捨てるわけがありません。

先日は世界ランキング5位のFURIAが71位のParty Astronausに敗北したように格下のチームに敗北する事はCSGOというゲームにてしばしば起こります。」

チームが実際に八百長をしたのかは明らかになっていませんが、現在Syman側が大会運営、賭けサイトにて調査を求めています。

過去に起きた八百長の事例として、2014年iBUYPOWERがCEVO Professional Season 5にて八百長を行い、swag、steel等のプレイヤーがValveが主催する大会にて永久BANを受けました。現在はESL、DreamHackが主催する大会ではBANを受けて2年後の出場が許可されていますが、今なおValveが主催する大会には出場できない規則となっています。

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