今月初め、100 Thieves VALORANT部門への加入が発表されたEthanのインタビューがDexerto.comより公開されています。

インタビューでは、電撃発表となったCS:GO引退の理由、北米のCS:GOシーンでプロになる難しさ、VALORANT移行、今後の目標について答えています。以下、インタビューより一部抜粋したコメントを引用。


CS:GO引退について

IEM Katowice 2021で敗退し、その時にCS:GOを辞めることを決断しました。Katowiceで敗退し、飛行機で帰国するまでの間に(100 Thieve VALORANT部門との)契約はすでに完了していたようなものです。

移行を決断した大きな理由として、(北米のCS:GO選手たちが)どれだけ長くヨーロッパへ滞在する必要があったかということです。

今のCS:GOシーンでは、基本的にヨーロッパに移動し大会へ出場することになります。2ヶ月間ヨーロッパに滞在し、1週間のみ帰国することもありましたが、それは私が求めているものではありませんでした。


北米でプロになる難しさ

今、北米でCS:GOプロになることはかつてないほどに厳しい道のりであり、より多くの努力が必要だと思います。Tier-2のチームを育てる組織はなく、現時点で活躍するチームはLiquid、FURIA、Evil Geniusesのみです。

もし、この3チームに所属していないのなら、彼らに近づくために必死に努力する必要があります。もう1つの北米の選手がプロになる方法は、人生の半分をヨーロッパに捧げることです。

私の考えは、自分が幸せかどうかが重要でした。Counter Strikeをプレイしていても幸せになれないから、引退することを決意しました。

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VALORANT移行後について

VALORANTへ移行したことのプレッシャーは常にあります。人から期待されることもあります。しかし、チームメンバーからプレッシャーは受けていません。彼らは私がVALORANTへ簡単に移行できるよう助けてくれました。メンバーは「あなたにとって大きな学習が必要かもしれませんが、私たちも共に学ぶつもりです。」と声をかけてくれました。

VALORANTの良いところは、誰もがまだゲームを学んでいるということです。私のチームメイトも、他のチームも、誰もがまだまだ新しいことを学んでいます。

どのチームも環境に適応している途中なので、私はいいタイミングにVALORANTへ参戦したと思います。私は確かに他と比べたら遅れていますが、早く学ぶためにできるだけのプレイをしています。

VALORANTでの今後の目標

今回の大会(VALORANT Champions Tour 2021 NA)で悪い結果を残した*ことがすでに痛手ですので、次のオフラインへ向けて頑張りたいと思います。それが今の唯一の目標であり、一歩一歩進んでいきたいと思います。

私たちはきっとそこへたどり着けると思います。今のプレイスタイルではそう思えないかもしれませんが、将来的には間違いなくベストに入れると思います。

*VALORANT Champions Tour 2021 NA Stage 1 Masteresで、100 Thievesは5-6位の結果に終わっている。しかし、CS:GOから移行したばかりのEthanがいる状況でMasters出場は十分すぎる結果に思える。

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2 コメント

  1. ワクチンがちゃんと供給されだした後のアメリカとアジアがどうなるかだな

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    1. プロゲーマーなんて1年続けるのもキツい業界だしなぁ…トップチーム入り目指してコロナ明けまでTier2/3続けられる人間なんてほとんどいないでしょ

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